世田谷世田谷今昔物語

用賀エリア - 上用賀1(かみようが)

由来はヨーガ。インドの梵語で、精神修養の健康法の一つである瑜伽(=ヨガ)で、真言宗の道場が勢田郷の原野で行われていた。小田原北条の飯田図書(現・飯田恭次氏)によって室町時代に開発され、江戸時代には荏原(えばら)郡用賀村となる(武蔵田園簿)。真言宗真福寺は、室町時代に飯田図書が開基した。昭和七年から、用賀地区は世田谷区玉川用賀町となっていたが、昭和46年の新住居表示で、北部つまり地図の上側を上用賀とし、旧玉川中町や旧玉川上野毛町の一部も併せた南側を用賀とした。

上用賀1丁目

GHQ米軍倉庫
国立衛生試験所住宅地図
国立医薬品食品衛生研究所

戦後、GHQは同場所にあった旧陸軍衛生材料廠を接収し、米軍倉庫が建設された。その後国立衛生試験所経て、現在は国立医薬品食品研究所となっている。

上用賀2丁目

昭和36年馬事公苑
馬事公苑住宅地図

馬事公苑は競馬綺手の養成を目的に、帝国競馬協会が昭和14年に開設。6万坪を超す広大な敷地が開発された。昭和39年の東京オリンピックでは、馬術競技の主会場となっている。現在は一般開放されている。
■開苑時間:9:00~17:00(11月~2月9:00~16:00)
■入苑料:無料
■アクセス:JR渋谷駅より東急バス成城学園前駅行き~農大前下車 徒歩3分


上用賀2丁目住宅地図
上用賀2丁目3~4

馬事公苑正門に続く2~3番地にあった用賀ゴルフ練習場やセントラル物産はレストランやTSUTAYA、マンションなどの複合施設に変わる。東京農業大学育種学研究所は進化生物研究所となり、東京農業大学「食と農」の博物館と、隣接する大温室「バイオリウム」を併設している。東京農業大学「食と農」の博物館は食・農・環境に関する大学の最先端研究が、企画展を通して展示される。入場は無料。併設のレストランでは、学食並の安さで美味しい食事もいただけるという。
■TEL 03-5477-4033
■営業 10:00~17:00、12~3月は~16:30
■定休日 月曜(祝日の場合は翌日)、毎月最終火曜、大学の定めた日(夏期・冬期休業)

このページのtopへ