世田谷エリア - 世田谷1
「世田谷」という地名は、「瀬田の谷地」の意味からきたといわれ、世田ケ谷とか瀬田茅、瀬田萱、瀬田谷という字が当てられてきた。
世田谷1丁目
29番地にある代官屋敷は、彦根藩世田谷領の代官だった大場家の屋敷として、今も保存されている。昭和39年には敷地内に「世田谷区立郷土資料館」が建てられた。代官屋敷前は、ポロ市通りとして昔から有名である。昭和43年からは、江戸時代に行われていた代官見廻り行列を再現し、植木市も開かれるようになった。
向いにある世田谷信用金庫は大きくなり現在も存在している。区役所は上町まちづくりセンターになっていた。
ボロ市通り商店街。かなり多くの店が現存している。天野屋は1893年(明治26年)創業という。
昭和44年に世田谷1-5駒沢公園通りから北に向けて取られた写真。左に世田谷中央病院あり、左に見えるマイストアーはフタバ薬局に代わり、茅葺屋根の家は無くなり駐車場。その向こうの家は変わっていないように見える。
ドラマから
「コメットさん」38話(昭和43年3月18日放送)に15番地にある商店街が映り込む。残念ながら当時のお店は入れ替わっている。青く囲った「狂犬病予防注射所」。昭和30年代を最後に日本では発生は見られていないらしいが、当時はまだ名残があったのだろう。
映画から
「クレージーの大爆発」(昭和44年4月27日公開)でも同地が出てくる。ニセ警官に扮した大木健太郎(植木等)が毛利エリ子(松岡きっこ)を追うシーンで本物の警察と「(山)・(川)」と合い言葉を交わした後のシーン。現存するブティック「ヒラタ」の看板が色が当時とは違う。奥に見えるのが円公院。
16番地にある「花井浴場」。現在は天狗湯の名で現存しているようだ。
■アクセス 東急世田谷線 世田谷 徒歩2分 ■TEL 03-6479-6796
■営業時間 15:00~24:30 ■休 月曜 (祝日の場合は火曜振休)
世田谷2丁目
20番地から世田谷通りまでの新道路。昔から予定していたのか。現在は20番地から北側の新設工事をしているようだ。東京押花芸術学校辺りは現在はマンション。
28番地と29番地の間にある「さくら通り商店街」。当時から現存している商店は少ない。ややシャッター通りになりつつある。