成城エリア - 砧4
砧7丁目
現:4番地。円谷プロダクションの初代社屋。元々は東宝砧撮影所で京都衣装(現:東宝コスチューム)の衣装倉庫として使用されていた施設であり、1964年に東宝が資本参加した際に円谷プロダクションへ提供された(Wiki)。現在はマンションになっている。
1932年創立の写真化学研究所を前身としている。巨匠・黒澤明監督の作品のほとんどはここで制作され、怪獣映画の先駆け『ゴジラ』も然り。日本国内の撮影スタジオでは最大級の規模で、映画史に残る作品を数多く誕生させている。昭和16年の東宝設立後は東宝映画東京撮影所、または砧撮影所とも呼ばれる。やがて映画産業が斜陽化して昭和46年、現在の貸しスタジオとしての東宝スタジオとなった。その東宝内にはABCハウジング成城住宅公園というモデルハウスもある。現:15番地にある、ゆかり文化幼稚園は健在。
16番地にあった300年余りの歴史を持つ曹洞宗・耕雲寺。1991年に12番地に移転し、本堂は花や木々に固まれ、四季のうつろいを感じられる。曹洞禅宗であることから定期的に坐禅会を開いており、未経験者でも不安なく参加できるように丁寧な指導をしてくれる。曹洞宗の坐禅は "黙照禅"といい、雑念が浮かんだら右から左に流して何も考えずひたすら座る。一度、じっくり無の境地を体験してみたい。
砧8丁目
祖師ヶ谷大蔵駅南口、現:10番地。当時は様々な商店や民家があった。今はプラッツ砧というマンションに1Fにアミューズメントパークがある大きな建物になっている。立ち退きの時に色んな物語があったろう。
ドラマから
当時の服部洋服店や近江屋質店がドラマ「恐怖劇場アンバランス」7話(昭和48年2月19日放送)に出てくる。近江屋質店は再開発で少し場所はずれているが、9番地のマンション1Fで現在も営業を続けている。