成城エリア - 成城2
成城2丁目
小田急線の中で唯一、駅が地下に設けられているのが成城学園前駅。当時は民家や商店街もあった。複々線化に伴い、高架された駅が多い中で、なぜ地下に入ったのか?その理由は、成城学園前から喜多見にかけての高低差にあった。成城付近は高台で、喜多見までの下り勾配がかなりきつく、成城学園前を地下化し、喜多見駅を高架するとちょうど良い具合になるのだ。実際に、現在の2駅の標高差はほとんど変わらなくなった。2002年から地下駅となり2006年には4階建ての駅ビル「成城コルティ」がオープンした。
映画から
成城駅南口、2丁目25・26番地の城南信用金庫がある通りが「日本一のワルノリ男(1970年12月31日公開)」のロケ地として出てくる。当時の周辺は日本家屋が占める住宅街も現在は洋風な住宅やマンションになっており、一変している。高橋工業所は現在も同場所のビル一階に存在する。
成城3丁目
当時は成城町と喜多見町が入り組んでいた成城3丁目。明正小学校の隣1番地は公園になっている。16番地は成城3丁目緑地でその脇の坂道は横溝正史原作の『病院坂の首縊りの家』の由来である病院坂。18番地は2004年にOKストアが建っている。
国分寺崖線沿いにある豪邸の数々。その中でとりわけお屋敷のような大きさの山縣邸は吉田内閣の厚生大臣や国務大臣と努めた故山縣勝見邸である。現在は成城歐林邸という老人ホームになっている。