等々力エリア - 野毛(のげ)1
もともと地名としての「野毛」の地名は崖を意味することが多い。
野毛1丁目
玉川野毛町。現:野毛1丁目。昭和37年立地の給水塔が目立つ都営野毛町アパート。そろそろ建て替えの時期か。
※2018年現在建て替え中。
引揚者向けの住宅を潰してできた「公務員等々力宿舎」。近年に解体し、同場所を玉川野毛町公園を拡張、保育園を整備する。解体中に焼夷弾が発見されるハプニングあり、焼夷弾は米国に落とされたものではなくドイツ製とのこと。引揚者向けの住宅以前は内務省防空研究所で、そこで保有していた焼夷弾が、長年廃棄されたままになっていたものだったという。
昭和22年国土地理院の航空写真から内務省防空研究所を見てみる。焼夷弾が見つかったのは赤丸で囲った現:15号棟あたりの地中からだったという。起爆装置が装着されていない焼夷弾3個で、自衛隊により安全に処理されました。
玉川野毛町公園。当時はまだ環八側は未整備だった。野毛町公園の中央には、全国でも最大級の野毛大塚古墳という帆立貝形古墳があり、出土品などから畿内王権と関わりの深い豪族のものと見られている。墳丘は築造当時の姿に復元され、一部を除き自由に立ち入って見ることができる。4世紀末~5世紀にかけて世田谷に数基造られた古墳のひとつという。