八幡山エリア - 八幡山2
八幡山3丁目
現:10番地、独特の社会評論や人物評論で、長きにわたりマスコミ界で活躍した故・大宅壮一氏宅。「大宅荘」の表記は名前の間違いか、アパート経営もしていたかは不明。現在は大宅壮一文庫として彼が遺した20万冊もの蔵書をもとに創建されたのが、世界でも類例のない雑誌図書館。明治時代から現代までの1万種類73万冊の雑誌を所蔵、毎年1万数千冊ずつ増えている。雑誌原本は館内で閲覧・複写(有料)できる。20年前の雑誌をめくっていくと、忘れていた出来事や様々な思い出が懐かしく蘇ってくることだろう。
10:00~18:00(閲覧受付17:15まで、複写受付17:30まで)
休刊日は日、祝日、年末年始
現:25・26番地周辺、松沢病院と隣接する赤堤通りの商店街。さか本そば店など現存する商店もある。
大正2年に松沢駅として開業、昭和12年に八幡山に改称された。昭和45年に高架駅となり、周辺部の開発とあわせ、光景は様変わりしている。駅周辺は世田谷区と杉並区の区界が入り組んでおり、駅自体の登記地は杉並区上高井戸一丁目になっている。赤丸で囲んだ、同じく現在は杉並区に入ってしまうが駅前に五月園という釣堀があった。39番地には現在ドンキホーテが建っている。とっくり型が特徴的な給水塔。その正体は、環八を挟んで建つ都営八幡山アパートの給水塔。給水塔とは団地などの集合住宅において、給水に必要な水圧を得るために建てられた水槽を備えた塔のこと。1961年に完成して以来、街のシンボルとして知られている。