世田谷今昔物語 | 経堂エリア

経堂エリア - 経堂2

経堂4丁目

小田急線が高架下されOdakyu oxが入っている。船橋住宅の1号2号棟が無くなり、現在はマンションになっている。群馬育英会は建て替えられ「学生寮上毛学舎（公益財団法人群馬県育英会）」となった。

天祖神社がある33番地の商店はすっかり寂れている。かつては近所に愛されていたのだろうか。銭湯などを含めは現在は戸建てやアパート。

映画から

4丁目の当時の様子は映画「喜劇駅前医院」（昭和40年1月15日公開）の中に出てくる。ロケ地は川崎市多摩区登戸駅周辺だが、車に院長（森繁久彌）を乗せた最後のシーンがいきなり経堂に切り替わる。左手に経堂給油所が見える。これがアジア石油（現：コスモ石油）の給油所で、線路の向かいに都営アパート。現在、給油所の場所にはマンションが建ち、小田急線は高架化され、線路もなくなり道路も舗装され信号もできて当時の雰囲気は全く感じられない。

経堂5丁目

昭和43年の地図を見ると工場・工場が多く下町の雰囲気。当時の工場はほとんどマンション等になっている。城山通りに沿う鳥山川緑道は、犬の散歩や散策コースとして区民に親しまれている遊歩道で、粕谷から北沢緑道の合流地点まで約7km。しかし、昭和30年代までここは目黒川の支流の二級河川で、40年に入ると都の整備に伴い、全面的に暗渠化され、緑道に姿を変えた。

ドラマから

当時の様子は「帰ってきたウルトラマン」22話（昭和46年9月3日放送）の中に出てくる。新道橋から中村橋の暗渠化される前の鳥山川で一般的な準工業地帯に見える。隊員と子どもがいるのは中村橋で、奥に見えるのが昭和荘1Fにあったアキラバーバー。

映画から

「クレージーだよ天下無敵」（昭和42年1月14日公開）にも同場所がロケで使われた。猿飛三郎(植木等)、犬丸丸夫(谷啓)が住むアパートは映画では「関ヶ原荘」で実際のアパートは「明月荘」。現在は当時を感じる雰囲気はない。

34番地の経堂コンクリート工業の跡に現在は劇団いろはのビルが建っている。