経堂エリア - 経堂(きょうどう)1
「経堂」はこの界隈の中心をなす町である。名前の由来は、江戸時代の開墾の頃、関東にはない京風のお堂が建っていたからという説や、お経を納めた石室の上にお堂を建てたからという説、医学書を土民が経本と間違えたことなど諸説ある。漢方医、御殿(典)医・松原土佐守弥右衛門はその屋敷(現在の経堂一丁目)に僧を迎えて寺・福昌寺を造った。いわば、御殿医寺である。ここには小田急線の主要駅「経堂」があり、その周辺は昭和30~40年代から繁華な商店街を形成していた。映画館も東洋映画(東洋劇場という資料もある)と経堂南風座の二軒あって賑わった。
経堂1丁目
経堂駅南口から伸びる約400mの通りは「農大通り商店街」で、人通りはもっとも多く、「ハートフルなおもてなし」をモットーに美味しい飲食店が充実していると評判。かつての商店がビルに変わも、農大通り商店街が主催する「経堂まつり」は阿波踊りやサンバが登場し、盛大なことで有名。赤丸で囲ってあるところはWEB上では見えないが「世界堂・経堂支店」と読める。現在の世界堂CD店は閉店しているようだ。経堂ストアーは複合ビルになっている。「福昌寺」は経堂のシンボルというべき寺。
ドラマから
当時の経堂駅南口がドラマ「太陽にほえろ!」67話(昭和48年10月16日放送)の中で出てくる。現:三井住友銀行経堂支店の通りで木村商事と深山運送は確認できたが、残念ながら世界堂は映らなかった。
経堂2丁目
かつて経堂駅の北側には広大な車庫と検車区が広がっていた。現在はその部分は経堂コルティというショッピングセンターになり、その中にOXストアー(Odakyu OX)が入り、元のOXストアーがあったところはバスターミナルになっている。北口のすずらん通りは当時から無数の商店数。
経堂3丁目
現:3丁目22~25番地は旧経堂町になっていた。まだ新住居表示が遅れていたのだろうか?