下北沢エリア - 大原(おおはら)
大原という地名の由来は、文字通り大きな原っぱが広がる地だった。
大原1丁目
現:16番地にあった「広瀬味噌醸造所」。同場所にはマンションが建っているが広瀬味噌は2Fで営業を続けているようだ。
江戸時代に水不足を補うために、玉川清右衛門、庄右衛門兄弟が多摩川から水を引くことを計画し作られたのが玉川上水。現在は玉川上水緑道として、代田橋駅近くの甲州街道から環七道路を越え、大原1丁目の現43番地までの約500メートルの遊歩道となっている。当時はまだ川が流れていた。
現:62番地から南。当時の環状7号線は「堀之内道」と呼ばれていたという。
大原2丁目
当時の代田橋駅周辺。和菓子屋の「竹仙堂」や呉服屋の「絹屋」は現存しているようだ。「大同百貨店」はデパートのようなものだったのだろうか?京王湯とともに跡地には大型マンション。写真は昭和42年のもので代田橋商栄ストアーはまだなかったようだ。奥に「松沢信用金庫」の看板が見えるが今は存在していない。
現:27番地にあった「流速計検定所」。流速計検定所とは発電水力流量調査・河川流量調査には欠かせない、流速計の校正試験所とのこと。かつて国が行っていた検定業務の民間委譲「(株)セレス」(狛江市岩戸北2-11-1)した。跡地はマンション。